スナック・シリアルフーズを楽しむ

The charm of cereal
シリアルフーズの魅力

気軽で簡単に食べられるうえ、
栄養価もたっぷり豊富!
世界中で愛されるシリアルフーズの
「おいしい実力」

シリアルフーズとは?

シリアルフーズ(Cereal Foods)とは、とうもろこしや米、小麦、大麦、オーツ麦、ライ麦といった穀物をRTE(Ready to Eat=すぐに食べられる)状態に加工した穀物食の総称です。
代表的なシリアルフーズとしては、とうもろこしなどを薄く伸ばして焼き上げた「フレーク」や丸い形が特徴的な「パフ」のほか、オーツ麦を平たく押しつぶした「オートミール」、ドライフルーツやナッツなどを加えた「ミューズリー」、メープルシロップなどを加えて焼き上げた「グラノーラ」などが挙げられます。
日本では牛乳やヨーグルトなど乳製品をかけて食べる、いわゆる“コールドシリアル”が広く知られていますが、国や地域によりその食べ方は様々です。伝統的なオートミールやポリッジなどは、加熱調理されたシリアルフーズの代表と言えるでしょう。シリアルだけで食べられることもあれば、肉や野菜などと一緒に料理の素材として利用されることもあります。

シリアルフーズの歴史

1877年、ミシガン州バトルクリークでサナトリウムを経営していたジョン・ハーヴェイ・ケロッグ博士は、内臓に問題を抱えた患者のため、挽いた小麦やオーツ麦でビスケットを作り始めます。さらに患者が食べやすいようにと、水分を含んだ小麦をローラーにかけ、薄いフレークにしてオーブンで焼き上げました。後に「グラノーラ」と名付けられたこのメニューが、現在のシリアルフーズの起点と言われています。同年には、スイスでも医師のマックス・ベンナー博士が、ビタミンDの代謝障害をもつ子供たちのために、挽いた穀物にドライフルーツなどを混ぜて食べる「ミューズリー」を発明しています。

当時のアメリカはまさに産業革命の時代。労働環境の変化に伴い、人々は健康維持や栄養確保に対して関心が高まるようになりました。また同じ時期に世界中に広まったベジタリアン運動にも、シリアルフーズは大きく貢献しています。当初は患者向けだったシリアルフーズは、より幅広い年代に親しまれるようになり、新しい商品が次々と開発されるようになったのです。

シリアルフーズの豆知識

1なぜ「朝食にシリアル」が良いの?

朝食は午前中の活動に必要なエネルギー源。何を食べるかは、とても重要な鍵です。朝シリアルの一番のメリットは「時間や手間をかけずに用意できる」こと。準備に時間をかけずに、毎日しっかり朝食を食べる習慣づけができます。

2栄養素たっぷりの有能食

糖分の少ないミューズリーやブランなどは、血糖値の上昇をゆるやかにする効果が報告されています。また、食物繊維やカルシウム、鉄分などを豊富に含む商品も多く販売されています。これらの栄養素は腸の働きを活性化し、便秘の改善が期待できます。

3大人も子供もシリアルに夢中になった
ヒミツ

1950年代、アメリカでは世界で初めて「パッケージに懸賞を掲載」したシリアル商品が発売されました。点数をためると豪華賞品が当たる、という魅力的な内容で、瞬く間に人気を博します。また、世界で最初に「商品に合わせたオリジナル・キャラクター」を登場させたのも、シリアルフーズ商品でした。

シリアルフーズの賢い食べ方、
使い方

人々のライフスタイルの変化に合わせ、シリアルフーズも日々進化し、さまざまな商品が販売されています。例えば低糖分、高たんぱく質、無添加、グルテンフリーなど、より健康面に配慮した商品や、ビタミン、ミネラル、プロバイオティクスなどを含む機能性シリアルフーズは近年特に注目を集めています。

牛乳やヨーグルトをかける、フルーツやナッツ類を加えるなど、食べる人それぞれが、自分好みにカスタマイズできることも、シリアルフーズの人気の理由と言えるでしょう。また、調理方法を工夫することで乳児の離乳食や、介護食・病院食としても活用することもできます。大人から子供まで、ライフステージにあったシリアルフーズの楽しみ方・使い方があることも大きな魅力です。

多種多様なシリアルフーズを賢く食べる/使うポイントは、それぞれの商品の食品表示をしっかりと確認することです。ライフスタイルや目的にあった、おいしいシリアルフーズとの出会いを、これからもぜひお楽しみください。